桃の節句ひな祭り はまぐりのお吸い物

ハマグリは最愛のパートナーと幸せになるおまじない



はまぐりは、二枚貝です

二枚貝は縁起物です

はまぐりのお吸い物は、女の子の未来の幸せな結婚と夫婦円満を願ってのお吸い物なのです。

 

なぜ、「はまぐり」のような二枚貝が縁起物なのかといえば、貝殻のふたを開けた状態で、バラバラになったとしても、2枚貝の貝殻同士は、別のどんな貝殻ともペアとしては決して形が合わない、沿わないのです。


かけがえのない円満な夫婦、たった一人の自分に合った相手、その人以外にはありえないパートーナーとの和合を意味する縁起物である二枚貝の中でも、アサリやシジミよりも、大きくて豪華な「はまぐり」をお吸い物にして、女の子の幸せを願ってお祝いの膳に沿えているわけです。


将来、ピッタリの人と出会い、唯一無二のパートナーを得て幸せな結婚をして夫婦円満に一生添い遂げられるように、という願いが込められています。

ひな人形は、無病息災と幸せを願うこころ

ひな祭りは、平安時代(約1000年前)から始まりました。

旧暦三月の上旬の「巳の日」のお祭りなので、「上巳の節句」とい呼ばれていました。

 

日本には、ふるくから、人形(ひとかた)の人形を作り、病気や災いを身代わりに背負ってもらい願いをこめて川や海に流す「流しびな」という風習行事がありました。

女の子たちのひいな遊び(ひいな=人形)の起源と歴史の流れの中で徐々に合流するようです。

 

女の子が産まれると、健やかな成長と良いご縁を祈願して、現在のように、ひな祭りにひな人形を飾るようになるのは、江戸時代からです。

 

最上段の金屏風の前に座る「おひなさま 女雛(めびな)」と「おだいりさま 男雛(おびな)」を、親王飾りと言います。

いわゆる、お殿さまとお姫さま。あるいは天皇、皇后を象徴していました。

 

その下の段に、お仕えする三人官女がひかえます。手には祝いの白酒を持っています。両脇の官女は立ち姿、真ん中の官女は座り姿で、既婚者です。結婚すると眉毛を書かない時代の人形ですから、眉毛の無い人形には、それ相応の意味があるのです。

そのさらに下の段に、五人囃子(ごにんばやし)が並びます。宮中で雅楽を演奏する役割を担っていた、今でいう、オーケストラのような演奏者が五人囃子で、右から、謡、笛、

小鼓(こづつみ)、大鼓(おおづつみ)、そして太鼓の順に並びます。

ここまでを「三段飾り」といいます。

 

一つ一つの人形に役割や職業まであり、並び方も決まっています。


身分制度がしかれた封建制の時代、当時の日本が、女性の幸せをどんなふうに願っていたのかというイメージがつかめます。男の子には立身出世、成功や強さやたくましさが望まれ、女の子は幸せな結婚が望まれました。

 

一般的なものは、五段飾りでした。時代が流れるにつれて七段飾りを好む世帯が基本的に多くなった昭和時代も、記憶に新しいです