幸せ心理 家族のことばのパワー

ことばで家族関係は変わる

 



親のことばで、家族の関係性は大きく変わります。

 

 

 

たとえば、うちの母親は、家族がちょっと風邪気味でくしゃみやセキをすると、こんな風にクドクドと心配します。

 

  

「あーあ!セキなんかしてる、やだわー」

「あれ、またセキしてる!のどは?どうして?やだ」

「くしゃみも!どうしてセキしてるの?!また風邪ひいたの?!」

「わー、ひどいセキ、ひどい声、風邪ひいたんだ・・あーあ」

「しょうがないな、ひどいセキ、もう、本当にしょうがないな・・・」

「またセキしてる、ヤダヤダ熱もある」

 

 

そういえば、先日、80を過ぎた父親が、体調が悪くて、不整脈が出た時はこうでした。 

 

「あ!ヤダ、不整脈、心臓だわ!」

「ヤダ、どうして?なにそれ、どっか悪いんじゃない?」

「やっぱり、あぶないのよ、心臓よ!不整脈だわ、大変!最悪」

 

うちの母親のことばを毎日浴び続けると、人は、串刺しにされるような強烈な黒魔術にかかります。メンタルに大きなダメージを受けます。

 

風邪を引いただけで、何か大きな悪事を働いたような、罪悪感を持たされなくてはなりません


 

こんな傾向を持つ家族は、思い当たりますか?何気ない言葉で、家族を批判して責めている、罪悪感を持たせている。

 

風邪をひいたことを、言葉で指摘する癖、

言葉で何度も責める癖、

追求する癖、

 

「どうして?」と言われても、くしゃみが出たのは悪意があってしているわけではないのに…・そういう言い回しが癖になっている人。

 

母親本人は、誰よりも家族を心配しているつもりなのです、

不整脈が出た父を責めているのではなく、心遣いをしているつもりなのです

だから、

たちが悪い、

 

善意のつもりで、そういう批判的な言い回しで、家族をメッタ切りにします。

 

うちの母は、きっと(告知しない方がイイと医者が言っても)ガン患者に対して、こんなふういうのではないかと思います

 「あなた、ガンよ、わー最悪」

「ガンだよ、あなた、どうするの?」

「ガンだわ、ヤバいわよ」

 

 

そうやって何度も、家庭という密室の中で、日常的に、感情的なことばで、繰り返し追いつめて家族のメンタルを壊していくパワーが家族のことばには、あるのです。

 

 

1960年代、イギリスで統合失調症の再発と家族の感情表出との関係についての研究がありました。

 

次のような感情を、たびたび表出する家族と一緒にいる患者ほど、「心の病の再発率が高い」ことが分かっています。


   批判、責めるタイプ
「どうして、いつも、そうなの!?」「いったい、どうするつもり?」「それでいいと思ってるの?」


 敵意タイプ
「最悪ね、バカじゃないの」「もう、イヤ、出ていって!」

 

 憐れみ、愚痴タイプ
「どうせまた私のせいだね、わるかったね」「私なんか、楽しんではいけないんだよ」「幸せになちゃだめなんだ」

 

家族の言葉のパワー

【家庭という密室の中だけで、長時間、過ごすことをやめる】

 

 

批判、攻撃、愚痴、

そんな言葉の攻撃を、家庭の中でいつもいつも感じている人間は、どうすればいいのでしょうか?

 

 

まず、そんな家族や、親を批判しても仕方がないと知ることです。

相手を変えることはできない。

 

(自分は、親や家族の被害者なのだ)と愚痴って嘆いて、悩んで、親を責めるのを、まず、やめる。

(自分は悪くない自分は被害にあっている何とかしてくれ)と願うだけで、その場に甘んじていることを、まず、やめる。


それがスタート地点です。

 

 

自分の人生を自分で動かしましょう

 

 

【自分の人生の当事者になる】

スタート地点に立つためには、次のこころのステップが必要になります。変われます。

 

自分の人生を、どう創っていくか。どんな未来が欲しいですか?今、その場所が辛い、生きにくい場所であるなら、その枠の中から、自分で出ましょう。

 

 

ステップ1

感情を履き出す―(具体的には、一人でやる方法、セラピスト、心理療法士と行う方法があります)

自分の本当の想いを、明確にする

 

ステップ2

愛を受け取る対策法、

五感や身体感覚を使う方法

 

ステップ3

愛を発信する対策法

環境を変える方法

 

ステップ4

うまくいかない場合の対処法:「罪悪感」を消す

 


*具体的な方法を詳細に記載しても、頭で、活字で読むだけでは、なかなかうまく有効活用できるものではありません。人によって、家族の状況や環境は、ケースバイケースだからです。

 

 

 

【 いつも身近にいて、感情が絡んでいる家族】

 

家族とは、身近にいすぎて無意識ながらに、言葉以外さまざま待方法で、コミュニケーションしています。

 

関わり合いの中には、ストレートに激しい感情を伝え合う場合も、察したり、感じたり、推察したりすることで、思い込みや誤解が積み重なっていることもあります


 

心の病とまではいかなくても、

 

生まれ育った家族の在り方や関係性が、これから人生の中で出会う人間関係、特に、恋人や結婚相手、子供と自分との関係性にさまざまな形で影響します。

投影されます。

時には鏡のような影響もたらし、時には、陰陽、光と影のような影響力を持って働きます。

 

 

それは、

意識できる事

無意識に、おこなわれているもの
潜在意識的に、集合意識的に、あるもの

 

さまざまなレベルで存在します。

 

ここで、効果的かつ、シンプルな方法をお伝えできるとすれば、「頭の中で、悩んで思考し続けることを、やめること」です

 

そして、家族以外の人と過ごす時間を、月単位、年単位で、増やしていきましょう。

1ー2日で、変化を急がないでください。

 

  1. 楽しんでカラダを動かす、ランニングやストレッチなど。
  2. 自分の生活環境を離れて、世界の広がりを受け入れてもっと経験や世界観を広げる体験をする
  3. 新しいものを受け取る、好奇心を持つ
  4. 今の考え方の枠を外す、いつもと違う手順や方法、いつもと違う店、違う時間、違う場所で過ごす
  5. 環境を変え、行動パターンを変えてみる
  6. 別の価値基準を持っている人たちの話を聞いてみる 
  7. しっかり栄養をつけて、美味しくバランスよく食べて、健康に過ごす

 



考え方、生き方、やり方、選び方、あらゆる常識や、標準値の傾向が、いまの自分は、家族ととても近い、非常に家族と似ているのだということを、自分では理解しにくいものです。


なによりも、一人で解決できることばかりではない、ということを、知ってください。協力者、援助者、専門家、知恵を貸してくれる人、既に解決方法を知っている人が、います。







 

                                                                (つづく)